アタッチメント付きペアガラスとは？一枚ガラスでも窓の断熱リフォームが楽々！

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アタッチメント付きペアガラスとは

アタッチメント付きペアガラスとは、一枚ガラスでもペアガラス交換がしやすいよう、アタッチメントという部材を取り付けたペアガラスのことです。

通常、一枚ガラス窓には、単板ガラス（シングルガラス）用のアルミサッシにガラスが収まっており、サッシの溝幅は9～11mmです。

対して、一般的なペアガラスの総厚は薄くても12mm～なので、一枚ガラス用サッシに収まりません。

この場合、一枚ガラスからペアガラスに交換する方法としては、以下の2つが挙げられますが、デメリットがあるのです。

1.　溝幅の広いサッシに交換する	サッシ交換には5万円～50万程度かかる
2.　ペアガラス自体を薄くする	中空層が狭くなり、断熱効果が下がる （中空層が広いほど断熱効果が上がる）

しかし、アタッチメントを付ければ、厚みのあるペアガラスでも、溝幅が狭い一枚ガラス用サッシに入ります。

サッシ交換不要でガラスだけを交換できるため、費用も抑えられるのです。

ちなみに、アタッチメント部分のカラーは、メーカーごとに様々なラインナップがありますが、基本的には既存のアルミサッシに合わせた色を採用しております。

アタッチメント付きペアガラスなら1枚最短30分で交換可能

アタッチメント付きペアガラスは、ガラスだけの交換で済むので、大掛かりなリフォームは必要ありません。

既設のアルミサッシから一枚ガラスを取り外して、アタッチメント付きペアガラスをはめて、元に戻すだけ！

1窓あたり、30分～1時間程度で交換が完了します。

仮に、複層ガラス用サッシに交換するとなれば、壁工事が必要となる場合があり、サッシの交換費用が高くなる上、工期も長くなります。

アタッチメント付きペアガラスの効果･メリット

アタッチメント付きペアガラスのメリットは、以下の3点です。

• 一枚ガラスでも複層ガラス交換がしやすい
• 真空ガラス交換よりも価格が安い
• アタッチメント付きLow-E複層ガラスなら光熱費も節約できる

ペアガラス自体の効果やメリットを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

一枚ガラス窓でもサッシ交換不要で複層ガラスにできる

ここまでに、何度もお伝えしてきましたが、アタッチメント付きペアガラスの最大の利点は、一枚ガラスからペアガラスへの交換がしやすいことです。

複層ガラス用サッシの交換は価格が高く、なかなかハードルが高いと思います。

サッシ交換不要で、すぐにペアガラス交換ができるのは、非常に画期的です。

真空ガラス交換よりも費用を抑えて断熱対策できる

窓の断熱リフォームは主に、ペアガラス交換･真空ガラス交換･内窓リフォームの3パターンですが、一枚ガラスからの交換かつ費用を抑えたいなら、ペアガラス交換一択です。

真空ガラスも、サッシ交換不要で、一枚ガラス用サッシに収まる薄さなのですが、断熱効果が高い分、お値段もペアガラスより高い…！

ガラスのグレードや枚数などにより変動はありますが、アタッチメント付きペアガラスは、真空ガラスの約半分の価格です。

アタッチメント付きLow-E複層ガラスなら光熱費も節約できる

正直なところ、普通のペアガラスでは、断熱効果がそこまで高くありません。

交換するなら、ペアガラスよりグレードが高い、Low-E複層ガラスがおすすめです。

Low-E複層ガラスは、Low-E膜があるおかげで、ペアガラスより断熱効果が高く、遮熱効果もプラスされます。

冷暖房効率が上がるので、年間で1万円も光熱費をカットできた実験データもあるのです。

Low-E複層ガラスもアタッチメント付きのものがあり、AGC（旭硝子）のペヤプラスや、IGウインドウズのアタッチメント付Low-E複層ガラスをお取り扱いしております。

アタッチメント付きペアガラスより少し価格は上がりますが、アタッチメント付きLow-E複層ガラスの方が、通年で効果を実感できるのでお得感があります。

また、Low-E複層ガラスの片面を、凹凸のある型板ガラスにすれば、浴室や脱衣所など目隠ししたい場所でも使えますし、防犯合わせガラスにすれば防犯や台風対策にも役立ちます。

Low-E複層ガラスの効果や種類は、以下の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

アタッチメント付きペアガラスのデメリット

アタッチメント付きペアガラスのデメリットは、以下の3点です。

• 真空ガラスや内窓と比べて断熱効果が低い
• サッシの結露が目立ちやすい
• 網戸に干渉して窓が開閉しにくいケースがある

真空ガラスや内窓より断熱効果が低い

価格の安さでは、アタッチメント付きペアガラスに軍配が上がるのですが、断熱効果は真空ガラスや内窓の方が高いです。

ペアガラスは、2枚のガラスの間に中空層が設けられており、乾燥空気やアルゴンガスが含まれています。

中空層は熱を通しにくく、中空層の幅が広いと断熱性能が上がります。

真空ガラスは、中空層が真空になっており、ペアガラスの中空層に封入された乾燥空気やアルゴンガスより熱を通しにくい性質があります。

また、内窓の場合は、外窓と内窓の間に中空層があり、ペアガラスよりも中空層が広いため、断熱性能が高くなります。

サッシ面積が増えるのでサッシの結露が目立つ

アタッチメントを付けると、下の図のように、サッシ面積が増えます。

窓ガラス交換では、既設のアルミサッシをそのまま使用するため、サッシは結露しやすい状態です。

アタッチメントをつけていれば、サッシが結露した時にアタッチメント部分にも結露が生じ、通常の窓よりも結露が目立ちます。

また、サッシ面積が増えることで、ガラス面積が小さくなり、窓の見た目が変化します。

大きな掃き出し窓であれば、そこまで気にならないですが、小さな窓だと圧迫感があったり、景観を損ねたりする恐れがあります。

網戸に干渉して開閉しにくくなる恐れがある

既設の窓枠やサッシのサイズによっては、アタッチメント部が網戸に干渉してしまうケースがございます。

サッシの上に、アタッチメントとガラスが乗っかった状態になるので、網戸や窓の開閉がしづらい、といったことも考えられます。

このような場合は、網戸を外すか、別の断熱窓リフォームを検討しましょう。

高断熱な窓リフォームなら内窓がおすすめ

一枚ガラスを高断熱窓にしたい場合は、アタッチメント付きペアガラスではなく内窓リフォームをおすすめします。

内窓リフォームは、既存窓の室内側にもう1枚窓を取り付けるだけなので、大掛かりな工事ではありません。

内窓は、熱が伝わりにくい樹脂サッシを使用しているため、アルミサッシより断熱性能が高く、内窓のサッシは結露しにくくなります。

また、サッシの気密性が上がることで、窓際の防音にも効果を発揮します。

国や自治体の補助金制度で、内窓リフォームが通常価格の半額程度になるケースもあるので、ぜひこの機会にご検討ください。

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このようなお問い合わせも承ります。ぜひお気軽にお問い合わせください。